■ 上山藩武家屋敷 その1 / 山形県上山市
 上山市は羽州街道と米沢街道の交差する交通の要所であり、戦国時代には最上氏と伊達氏が何度も攻防戦を繰
り広げた場所です。
1458年に月秀和尚が上山を訪れると1羽の傷ついた鶴が湧き出る温泉に浸かっている姿を見つけ開湯し、上山藩
が共同浴場を三箇所設置し住民、旅人にも開放したことから温泉町とし多いに賑わい現在の「上山温泉」に繋がって
います。
 
 上の写真は上山城から見た市街地。方向的には南東方向の展望で遠方の奥羽山脈の向うは宮城県です。 Map
 上山は天童氏(最上氏庶流)の一門上山氏が城を所持していた。1508年に伊達氏がこの城を攻め落とし、城主上山
義房は滅亡。その後、その子武衛義忠が城を奪還。義忠によって改めて築城された平山城が現在の上山城です。
 その後、城主が何度も入れ替わるが幕末まで上山藩は存続した。
現在の上山城は、昭和57年(1982)に旧二の丸跡に城郭風の郷土資料館として建設した摸擬天守です。
 上山城の北東側、本丸跡には月岡神社があり、さらにその先に『上山藩武家屋敷』が四軒残っています。
 森本家側から見たもの
 東側の旧曽我部家側からみたもの