■ 新屋宿 (酒田街道<羽州浜街道>秋田県秋田市)
 2006年8月6日、前日の秋田竿燈観光の翌日。ホテル出発が10:30とかなりゆっくり目の出発なので秋田の古い町並み探訪をする事としまし
た。Netで探すと秋田駅から羽越本線2つ目の駅、宿場跡・新屋に古い建物が残っているようです。       Map
ここの情報が少ないので秋田公立美術工芸短期大学の皆さんが設置した案内板を利用させて頂きます。
 新屋駅前から斜め右に進む通りを県道56号線に向かいます。私は、県道の交差点で右折し、少し進んでから新屋の町並みに入りました
ので、少し無駄足を費やしましたが、交差点から細めの坂道を直進すると上の図の「1番」・案内板のある場所に出ます。
 平成17年9月、秋田公立美術工芸短期大学開学10周年記念事業として学生さん達の手で画いた漫画『佐竹36歌仙』を新屋の由緒ある建造
物のところに展示したようです。 第一番と案内板が黄金井酒造のところに設置されています。
 この歌仙の表示を頼りに町内を歩くと良く分りやすいです。


宿場町としての面影は有りませんが醸造元を中心とした蔵や、建築年は不明なものの歴史を感じさせるような木造建物が点在し、雰囲気を
醸し出しています。 静かで、落ち着いた町並みでした。
海岸線を南北に走る砂の小高い丘(新屋砂丘)へ降る雨と雪が、地下20Mの地下水層へ溜まり、新屋町の随所から湧き水となって流れ出
る事から水の豊富な地域でした。このことから酒造業などが集中したようです。  ↑国万歳酒造元と長寿の泉
 町内には何ヶ所か水の湧き出ている場所が有りますが、「長寿の泉」以外の殆どの水は飲用に適さなくなってしまったようです。
その長寿の水でさえ、私の様な余所者でお腹が弱いものにとっては注意が必要なようで、お腹を壊してしまいました。
森川酒造店の蔵
 所々に蔵が有りました
 旧・勝平酒造の建物
高橋宅