その3
 ◆武家屋敷通りその2
 熊谷邸の門。 豪族旧・葛西氏の館の裏門を移設したもので、江戸初期のものと言われている。造りは薬医門に似ている。
 漆喰塗りの白と板塀の黒のコントラストも綺麗です。
    
◆春蘭亭
 大部分の屋敷は現在も住人が生活しており、一般公開していない。そのうち春蘭邸は、鈴木家の屋敷跡をお休み所として公開している。
 内部の様子
◆ 森舞台
 古い町並みには直接関係有りませんが、古くからの伝統芸能が演じられていると言うことで取り上げます。
 登米能は、伊達藩主伊達政宗が能を好んだことから藩内で演じられ、後にここ登米に伝わり発達しました。
平成8年には町の伝統芸能伝承館『森舞台』も完成して、新緑の6月と、9月のとよま秋祭りに松明のかがり火の中で演じられています。
伊達一門に伝わり現在まで継承されている大倉流の「登米能」は、見る者を暫し幽玄の世界へと誘います。
アマチュアで演能しているのは宮城県では唯一で無形民族文化財に指定されています。
 前日に薪能が演じられた翌日に訪問しました。客席とか残っていましたし、かがり火を炊いた跡の燃えカスも残っていました。
床下には、音響効果を高める為のカメが置いて有ります。
 彼岸花も綺麗です。  (2007.9.17)