■中新田、小野田(宮城県加美町) 古い町並み散策
 ◆加美町中新田                      Map
 宮城県北西部にある旧・中新田町(現・加美町中新田)は、古くは大崎地方を治めていた大崎氏が最後の城を
築いた場所で、豊臣秀吉の命により廃城となった城下町です。奥州街道から山形県尾花沢へと向かう中羽前街道
の要衝であり、大崎地方の穀倉地帯として江戸に米を鳴瀬川を経て送り出し、又、酒造が発達しました。
 古い町並みは残ってはいませんが、酒造元が町内に点在し当時の面影を残しています。
西町辺りの少しだけ紹介です。
 リカーショップもりかさん。蔵造りの店は以前は酒造業をしていたのかも知れません。建物は裏まで続きます(所謂うなぎの寝床)。
 裏の河原には「火伏の虎」のモニュメントが。
 毎年4月の末に、約650年の歴史を誇る宮城県無形文化財『火伏の虎舞』が行われます。
昔は、屋根の上での演舞でしたが最近は路上での演舞が主力のようです。↑こちらのお宅の屋根でも舞っていたと思いますが、現在は
どうでしょう。
 酒造元・田中酒造店さん
 地主で酒造、太物呉服などを行っていた田中酒造さん。この建物は呉服店の当時のものだそうです。何とも豪華!です。

◆松本家住宅  旧・小野田町(現・加美町小野田)
 西暦1700年代の仙台藩の重臣・奥山家の家老職・松平家が代々住んでいた国指定の重文・松本家住宅      Map
 屋根は寄棟造りで連続しているが土間と母屋部分で軸部が別となっている。
 内部の様子