■寺崎宿跡 /気仙道  宮城県石巻市桃生町寺崎
  
 仙台から気仙沼市を経て岩手県気仙郡(大船渡市辺り)への街道を『気仙道』と呼んでいました。
[経路:仙台・北目町-原町-利府-高城-小野-広淵-和淵-神取-寺崎-柳津-横山北沢-折立-本吉町-小泉-大谷-気仙沼-今泉-高田-盛-
吉浜-唐丹小白浜-南部閉伊田] [仙台から小野までは、石巻街道と重なり、小野で分岐する}

現在の国道45号線の一つ内陸部を通る利府街道から松島町高木を経て東松島市小野に入り、ここから北上し
途中、河北町からJR気仙沼線と並行して気仙沼方面に向かう街道です。(東浜街道)
仙台藩重臣たちの上府、下向の道でも有りました。(仙台藩では、「参勤交代」と同じ形式を取っていた)
 
寺崎は、JR陸前豊里駅から旧・北上川を渡ったところに有ります。かつては北上川の舟運と宿場として栄えてい
た。 今は、宿場としての建物は有りませんが、『寺崎駅跡』の標識が残っています。
 目印は桃生郵便局 ( Map )  街道沿いには、古そうな門構えとか
 萱葺きの家など僅かに雰囲気を残しています。