■船迫宿 [奥州街道 宮城県柴田町船岡]
【お断り】標題は船迫宿ですが、←写真左の川の向こう側一帯が
柴田町船岡の船迫地区です。ここに宿場が有りましたが、管理人
の勉強不足で特定できません。
 この頁の大部分は、城下町としての船岡です。 MAP

もう一つ、管理人のホームページの名前『千本桜』は、ここ船岡か
ら大河原に続く白石川堰堤の「一目千本桜」から取っています。

↓写真下は、JR東北本線船岡駅から船迫地区へ渡る橋の上から
撮影しています。
写真画面の左上が船岡城址で、本丸が有った頂上には観音さん
が中腹の桜と、白い縦看板が有る辺りが二の丸跡です。

船岡城城主は原田甲斐で、仙台藩主・お家騒動スキャンダルの
中心人物です。
昭和40年代にNHKの大河ドラマで伊達騒動『樅の木は残った』で、
一躍脚光を浴びたところです。
JR東北本線船岡駅から大河原駅まで続く白石川堰堤の桜並木。『一目千本桜』の名に恥じない素晴らしいところです。
管理人も、今から30年以上前に5年間この地に住んでいました。
 山本周五郎の小説『樅の木は残った』(伊達騒動の物語)の樅の木。 二の丸が有った山の中腹に有ります。
 さて、JR船岡駅から船岡城址への丁度中ほどに本町が有り、この辺り一帯が商人町として栄えたところで、この辺に蔵が集中しています。
右上は、蕎麦屋さんです。
 建物自体は新しいですが、門構えからすると以前もこの様な蔵が有ったと想像できます。
   
 『麹屋コレクション』の施設。
御用商人として活躍・繁盛した麹屋がその財力を使って、仙台藩主・伊達家が資金調達の為に放出した”お宝”を買い集め収集していたものを
展示しています。この蔵自体は明治時代に建て替えられたとのことですが、土蔵のお陰で古文書や価値ある展示品などが火災から逃れ現在
に引き継がれています。
 コレクション自体は、無造作に雑多に展示されています。ご主人が事細かに説明してくれますが、中には億単位の”お宝”が有るとの事。