■秋の中尊寺-1 岩手県・小さな旅
 中尊寺は天台宗東北大本山で、奥州藤原氏の藤原清衡の造営になり、全盛時塔寺40余、禅房300余りの規模
だったようです。度重なる火災で創建当時の建物で残っているのは有名な金色堂、別名光堂のみです。

近世の中尊寺は衰退し、『奥の細道』の旅をしていた松尾芭蕉が中尊寺の荒廃ぶりを見て嘆いたのはよく知られる。
近世を通じ、仙台藩主・伊達氏の庇護を受けて堂宇の補修・建立が行われた。
菊人形(?)の金色堂が飾られている秋の一日、中尊寺を散策しました。(2009.10.31)
 町営駐車場から月見坂と呼ばれる参道を登ります。  途中幾つかのお堂があります。
弁慶堂は中尊寺の参道沿いにある建物で案内板によると「この堂は通称弁慶堂という文政9年(1826)の再建で
ある。藤原時代五方鎮守のため火伏の神として本尊勝軍地蔵菩薩を祀り愛宕宮と称した傍らに義経公と弁慶の
木像を安置す。弁慶像は文治5年(1189)4月高館落城と共に主君のため最期まで奮戦し衣川中の瀬に立往生
悲憤の姿なり更に宝物を陳列国宝の磬及安宅の関勧進帳に義経主従が背負った笈がある代表的鎌倉彫である。」
とあります。
 お堂なのに鳥居もあり神仏混合の名残が見られます。 内部の撮影禁止なのでここまでです。
 御休み所で芭蕉資料もあります。  本堂前に来ました。菊の展示がなされていました。
 本堂。
 境内の菊の展示
 不動堂の前の紅葉。