浄土ヶ浜への旅-1 JR山田線 臨時快速「さんりくトレイン北山崎号 kenji編成」 盛岡発 久慈行き
 この臨時列車の運転日ですが、平成21年の例ですと 4/25-9/27間の土日祝日、及び特定期間は毎日運転して
います。詳しくはJR東日本の案内でご確認ください。
 いつか、「天気の良い日」に浄土ヶ浜を訪問しようと狙っていました。梅雨の期間でしたが、H21.6.27(土)は条件が
揃い、さんりくトレイン北山崎号も運行していてこれにも乗車出来るといそいそと旅に出ました。
ところが・・・
新幹線で盛岡に向かう間、雲が段々厚くなってきました。そして、ついに盛岡近辺では本格的な雨に遭遇。
天気予報は、前日に確認して「晴れ」、当日の朝に確認しても「晴れ」だったのですからガッカリしてしまいました。
 海側に向かえば晴れるかなぁ! 晴れてくれないかなぁ! と、そんな事を考えながらJR山田線の臨時快速に乗車です。
 車体には、観光キャンペーンのキャッチフレーズ「ようこそ幸せ出ずる国、いわてへ」や見所の写真が印刷(?)されて
います。 背景が暗いのは盛岡駅、曇り空背景のは区界駅構内にて撮影したものです。
 この列車、様々な企画があります。先ず、乗車特典おもてなし特典クーポンが付いています。
後ほど乗船する浄土ヶ浜の観光船も120円割引になりました。
 車内では、「さんりくトレイン」お弁当の予約販売もありました。
 盛岡から45分ほどで到着する東北地方では一番標高の高い駅・区界駅(標高744m)に於いては地場産品の販売
などもありました。
 区界駅(くざかいえき)は、こんな森林の中にあるような駅です。
山間地なので住民は「車」が必需品。従って、この駅の乗降客は一日平均三人(2008年)とか。単線での列車交換の
ため駅長・駅員が配置されている。
かつてはスイッチバックで登ったほどの区界峠の場所にある駅ですが、一帯はハイキングの適地との事で駅前には
「道の駅・区界高原」もあり、いわゆる「秘境」の駅ではないそうです。
 区界駅に約15分ほど停車しています。一日一往復のうち盛岡発の列車の停車時に臨時の売店が設置されます。
一通り「混雑」が終わった売店で、缶ビールとおつまみを購入しお天気祭りをしましたョ。
 JR山田線は北上高地を横断して盛岡と太平洋側を結んでいます。位置的には、早池峰山の北側を通っていますが
線路は「閉井川」に沿って進行しますので殆ど車窓の景色は山腹の樹林を眺めながら進んで行きます。
区界駅を出て約25分走ったところ・平津戸駅近くで、JR山田線で唯一「早池峰山」が見える場所があり列車は減速
してくれます。
上の写真の一番奥の山が早池峰山(1917m、エーデルワイスに良く似たハヤチネウスユキソウの自生地)です。
しかし、見えるのはほんの一瞬です。
 そこから7分位走行すると大峠ダムの滝があり、そこでも減速してくれます。(減速は、往路のみです)