■ 十二湖・青池-2   青池
青 池 
 「青池」は青インクを流し込んだような美しさで、水中には枯れたブナが横たわり陽光と見る角度によって、
千変万化する幻想の世界が広がります。
 陽光がさしこむと鮮やかさを一段と増し、周りの木々の緑が立体的に水底まで写って、まるでホログラフィー
を見ているような美しさである。
 十二湖は世界自然遺産白神山地に隣接する湖沼群で、1704年の大地震によって川がせきとめられ形成された
という。「十二湖」は、大崩山山頂から眺めると十二の湖が見えることから名づけられましたが実際には33の湖沼
が広大なブナの森に点在します。
 ブナ自然林をはじめ、大崩、日本キャニオンなどの地すべり地形が見られ、白神山地の窓とも呼ばれています。
 
JR十二湖駅で下車後、岩館駅で別れた観光バスが待っていて、再乗車して「森の物産館キョロロ」の駐車場に到着。
鶏頭場の池の脇を通って青池に向かいます。    <案内図の赤い囲みの一角の、黄緑の円が青池>
 うっそうとした木々の合間から垣間見る鶏頭場の池。水の色は、普通の沼の色です。
ここに流れ込むのが、「青池」の水だそうですが不思議な感じです。
 鶏頭場の池の南端に到着すると右手に登り口があり、直ぐに青池が顔を現します。
見る角度で、「水の色が変わって見えますよ」とのツアー添乗員の案内に色々な場所でシャッターを切りました。
 木の葉が全体的に浮いていて邪魔していますが、「青インクを流し込んだような」と表現するのがぴったりです。
 人間の目と、デジカメが認識するのとは違いが有りますが、見る位置の光の加減で池の色が変化しますね。
  同じような写真が続きますが、光の加減で微妙に水の色が変化します。
 散策路の、青池の脇を登りつめると「ブナ自然林」のスポットに出ます。
世界遺産・白神山地はブナの原生林で有名ですが、その雰囲気十分な景観です。