■ リゾートしらかみ で五能線を行く その1 /青森県
 鉄道ファンならずとも「白神山地」の麓を、そして青森県西部の日本海の海岸線を走る五能線を走行する観光列車
『快速・リゾートしらかみ』に乗って見たいと思う人気の列車です。
 問題は、全席指定なので・・・
しかも人気のある列車なので指定席が取り辛い。途中下車をして次の列車に乗ろうとすると2本の指定を対で取る
必要がある(普通列車の便が悪い)。
 仙台から、水の綺麗な「十二湖」を見るために途中下車し次の目的地に入るためには、秋田発のリゾートしらかみ
が便利なのですが、秋田から十二湖までは取れたが、二度目の十二湖からの指定が取れず、前日に弘前に入って
回る逆コースとした。
十二湖からは普通列車で東能代駅へ、そこから特急で秋田入りすると秋田から「こまち」を使って仙台に帰れる。
 ですが・・・
三連休になった2009年7月18日は、梅雨前線が北上し東北で荒れました。
特に、秋田県内で集中豪雨となり、翌日の新幹線「こまち」が終日運休になるなどの影響が出ました。
 
 乗車予定のリゾートしらかみ2号も、私が乗車しようとした弘前駅で「途中の鯵ヶ沢駅で運転中止し、その先はバス
での代替運行」とのアナウンスが流れてしまいました。
 今回の二日目の旅を終了し、まだ動いている東北新幹線・八戸駅まで戻って仙台に帰るか続行するか悩むことに
なります。駅員に聞いたら、「リゾートしらかみはそんなにスピードが出ないのでバスで行っても今日中に秋田に着か
ないことは無い」とのこと。
 この天気では「青池散策」は無理としても、五能線とはどんな路線なのか?代替バスとはどんなものなのか?と、言う
のも気になるところなので、リゾートしらかみへの乗車を決めました。
 乗ったリゾートしらかみ・青池は三両編成です。
しょっちゅう先頭車が1号になったり3号になったり変わります。1-3号の先端には展望ラウンジが設置されています。
 真ん中の車両は、ボックス席。家族連れやグループ旅行に嬉しい設備です。一般車両も窓の位置が低く展望が良い
のと席と席の間隔が広いのでゆったり観を味わえます。
 前日の雨は止んだとは言え、列車から見る岩木山の上の空はこんな怖〜い感じです。
 そして、リゾートしらかみのアナウンス、「弘前駅では鯵ヶ沢駅で運転中止と言っていましたが、状況により確認しま
す」との、期待させる案内に一縷の望みを託しましたが、本来この列車では五所川原-鯵ヶ沢駅間で演奏される津軽
三味線の実演も取りやめになり、鯵ヶ沢駅では『予定通りのバス代替輸送』になってしまいました。
バスは二台です。五能線と道路がほぼ並行して走っていますので景観は同じかと思います。
 千畳敷駅近くの川の河口付近の景観です。
激流が海に入り込み、かなり沖合いまで茶色い海になっていました。これなら、列車が運休するのも納得です。