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 ◆ 金星の太陽面通過2012
  
 2012年6月6日、世界の広い範囲で観測できる金星が太陽面を横切る天体ショーが有りました。
日本を含む地域では、全行程が観測できました。
金星が次に太陽を通過するのは、105年後の2117年となるそうで、殆どの方は次回見られませんね。
 今回の太陽面通過のコースと時間は上の通りですが、地球の自転の関係で見え方は右側の様になります。
イラストの描き方が未熟のため正確では有りませんが・・・大体こうなります。
  A 8時03分ころ         B 10時43分ごろ   C 11時43分ごろ        D 13時04分ごろ
 とは言え、「そうかなぁ?」思っちゃいますので黒点の位置(-線)を参考に写真を回転して見ました。
そうしたら、やっぱり太陽の上部を斜めに横切っています^^
納得です。
  
  ABCDで表示していますので、下の写真の実際の見え方と比べてみてください。
  
 早朝は日差しが有りましたが、肝心な時には
雲が一面に張り出して来ました。
 7時46分ごろ
やっと見えました。
 7時46分ごろ
 A   8時03分ごろ  自宅で撮影出来たのはここまで
 B  10時43分ごろ  
 8時過ぎにまた雲に隠れ、次に顔を出したのは10時40分頃。
その後、太陽が顔を出した時を撮影しています。
 10時53分ごろ  11時35分ごろ
 C   11時43分ごろ  
 12時12分ごろ  D  13時04分ごろ
 13時23分ごろ
 いよいよ最後の時間になりましたが、雲が邪魔します。祈る気持ちで天を見上げます。
本の少し雲の切れ目から撮影できました。
 13時28分ごろ
 13時30分ごろ  遂に・・・雲の中に。
 仙台での金星の太陽面通過は13時30分06秒でしたが、雲に阻まれこの程度の撮影が限度でした。

◆撮影メモ
 ◇肉眼での観測
    必ず、規格を満たした「日食眼鏡」を使用する。 私が子供の頃やった「ガラスにロウソクのススを着けた」
   ものなどで見ると失明の恐れがある。
 ◇カメラでの撮影…デジ一眼の場合
    @減光フィルターを装着する。 ⇒ 私は、MARUMI製 DHG ND-100000 (凄い数字)を使用。
      注意: このフィルターで直接太陽を見ないこと。失明の恐れがある。
    A出来れば、ファインダー越しに見ない。 背面液晶でライブビュー出来ると良い。
      私は、Olympus E330を使用。液晶が動くので太陽の位置が高くなっても撮影し易い。
    B当然、三脚の使用
    C絞りとシャッタースピード… 「フィルターのガイド」より抜粋
        ・ISO100として
          食分 0%    F5.6 1/4000
          食分 40%   F5.6 1/2000
          食分 80%   F5.6  1/500
          ※ 曇りの日は使用出来ません← これは痛い。

    ○ 太陽の淵辺りにピントをAFで合わせ、液晶の写り具合(太陽の明るさ)を見てシャッタースピードを
       変えながら数枚づつ撮影しました。