■ 新潟    新潟市
 <1689年新暦8月10日から26日にかけて北陸道を旅するが、奥の細道では簡単に纏めらています>
新暦8月16日、芭蕉一行は新潟に到着し『大工の源七』宅(旅籠?)に宿泊しています。
 (写真は寺泊からの佐渡遠望) 

 荒海や佐渡によこたふ天の川  …海の荒れ方が凄いなぁ。その向うに佐渡が見え、空には天の川が横たわっているよ。
 『荒海や…』の句は、直江津の近く上越市高田で詠われたと言われていますが、光景としてはこんなイメージでしょうか。
 
 芭蕉一行が宿泊した『大工の源七』宅の場所は特定出来ていないようです。
 新潟市内に幾つか芭蕉ゆかりの場所が有ります。
写真上は、護国神社の境内にある芭蕉堂。  Map  海に降る雨や恋しきうきみ宿 芭蕉 の句が有ります。
 
 2006年12月23日越後の年末買い物ツアーなるバスツアーに参加し新潟に宿泊しました。買い物には興味が有りませんが1万円ぽっきりで
1泊2日のツアー、北陸方面へのツアーで何度となくこの辺は通過しますが新潟に宿泊する事、弥彦神社・寺泊を訪問することで佐渡島をも
見ることが出来るかなぁ(今まで気象条件でなかなか見ることが出来なかった)との期待を抱いて参加しました。
 
新潟駅前のホテルには4時30分頃到着、タクシーで護国神社内の芭蕉堂へと向かいますが日の落ちるのが早く到着した時は暗闇になって
しまいました。護国神社の一角の北外れ辺りに芭蕉堂が有ることは分っていたもののタクシーの運転手さんに聞いても分りませんでした。

 私の様に暗闇の中で探し回る方はいないかもしれませんが、参考までに記載しておきます。(なかなか見つからず諦めかけましたので)
Yahoo Map でお分かりの通り、護国神社のある長方形のブロックの北側に第一鳥居が有り、その脇に付近を記した案内看板が有ります。
その右手側を進むとレストランが見えますのでそのまま進み、レストランの左手の”庭に見える”奥に芭蕉堂は有ります。

 又は、道路から直接入るためには北角にレストランに登る坂道が有りますので、レストランに入る振りして(笑い)登ります。建物の右手の
芝生の庭に出たら、右手を見ると芭蕉堂の立て看板がレストランの明かりで見えますので、木立の中に入ると直ぐに見つかります。
 食事後、昔懐かしい新潟ブルースに出てくる『万代橋』を見て、翌朝、寺町通の善導寺に向かいました。  Map
 ここには、芭蕉が取り替えた蓑(雨具)を記念した『みの塚碑』が有ります。 次は、写真の橋の奥に小さく見える彦根山に向かいます。